我々のまわりにはさまざまな有害物質があふれています。シックハウスを持ち出すまでもなく、住まいという身近な環境にも多くの危険性が指摘されています。実は、今の住まいをリフォームして長く使うこと、それ自体が地球にやさしいエコロジカルな理念に基づいています。まずは身近な住まいから、安心な自然の素材を取り入れ、環境に配慮した暮らしを始めましょう。
収穫後約1年で元の大きさに成長する沖縄の月桃紙は森林保護に貢献したエコペーパーです。また、植物性プランクトンが化石化した珪藻土は、有害物質の発生もなくその調湿機能によりカビやダニの発生を抑え、生活臭を吸着し、室内を快適に保ちます。このような自然の素材を効果的に使用することによって、エコ・リフォームは成立します。
無垢の床材は、接着剤などの有害物質を含みません。なにより、自然の肌触りと色合いは癒し効果を持っています。安全な建材を「適材適所」に使う日本の住宅建築の技は、住まいの環境になくてはならない知恵なのです。
かつての日本の住宅は、コタツや火鉢で暖を取る局所暖房が主流でした。それが欧米流の全室暖房へと変化するにつれて、外壁や窓などの開口部への断熱性の向上が求められるようになりました。単層ガラスをペアガラスに替えるだけでも、室内の暖房効率があがり熱エネルギーのロスを少なくすることができます。
天然の蜜蝋からできたワックスや家庭用の浄水器、太陽熱を利用した暖房システムや自然エネルギーによる発電など、住まいのエコ・リフォームと日常生活との接点は近づいてきています。リフォームの際にもっと素材やライフスタイルに配慮することは、地球にやさしい暮らしの第一歩かもしれません。
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